釉薬、ゆうやく、うわぐすりは、大雑把に言うと粘土や磁器土を高温で熔かして、
ガラス化するようにしたものです。
原料は、@粘土や石の粉、これに熔融剤としてA木の灰や石灰を加え、更に調製を目的とするB珪石の粉や稲の灰(禾本科植物の灰) などを入れたものです。
実際は自然原料だけではなく、合成した原料もつかわれますが、わかりやすく言えばそういうことなのです。
この性質の異なる三者の割合如何で釉薬の性質も変わってきます。
そこで望みの釉薬を得るために、三つの原料の量を三角図表の頂点に配して、
数字を並べることにより、任意の割合のテスト・ピースを作ってテストするという事をします。
これが焼き物やの三角図表です。
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