“シッピキ”(切り糸)

 “シッピキ”(切り糸)

シッピキはロクロ水挽きのとき、出来たモノを粘土の玉から切り離すための、糸の名前です。
7,8センチの木片に15pほどの糸を結びつけた単純な道具です。
この糸で、回転する粘土からうつわを切り離すので、切り跡が渦巻き状になり、これは糸底と呼ばれます。
シッピキはおそらく尻挽きの意味でしょう。出来たうつわの尻を挽き切るのです。


写真の左側は、水ベラという道具です。シッピキは右の糸の付いた木片です。
用語Topへ
buck.gif
相玄窯の店『木洩れ日』Index-Page